2021年4月アーカイブ

価格決定(序)

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価格変更の速度をパラメータにして、それで、小さい変更は頻度が多くてもよいけど極端に一度に大きく変化しない設定にしておく。こうして緩やかに繋がるようにすればよいかな。

賃金の方も、変動の速度をパラメータにもつけど、経験則から、さほど大きく変化しなくてもよさそう。例外は後ほどアドホックで組み込んでもよい。

消費性向の方は、1に近い大きいところまでは積極的に消費したがらないようなカーブにしておいて、(これは限界消費性向だな。)人類皆、生活に必要な基礎消費はそれほど大きく違わないだろうから、傾向として賃金が多い人が貯蓄が大きくなるような設定にしても、分析対象の観測には問題はないと思う。

これまでの経済学では、賃金の分配についてわざとらしく無関心であったので、さらに分析の枠組みを広げる貢献をしているのが私の仕事であります。ホワイトベースから書き始めて結果的にそうだったという事ですけど。私は無所属でしてどこの会員でもありません。Wikipediaの業績一覧に追加しておこうかな。と、このような冗談も物語の一部であります。

エピローグ風

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この物語では、スクランブルエッグを作っている料理人こそが神様であったのではないでしょうか。いやきっとそうに違いありません。

でもおかんが言うにはその料理人はフライパンが持てないっていうねん

ほな神様ちゃうか~

卵料理

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価格決定については、醸造の途中です。

「人数の多い賃金の低い人が取引する回数が多いから、取引されやすいという理由から、価格が低く落ち着きやすいだろう。」

ここのところの、取引ルールの詳細から、、すべての商品が社会に存在している事を説く(or解く)ように、お膳立てするのがこの次のお仕事になります。

物価の決定について、前回の内容でいう、お金持ちが消費性向を変えるところの行動ルールを自然な形で導入しないと、そういう風に書いたんだから、そうなったでしょ。となって、特に面白い話ではなくなってしまう。

物価がきまって、消費性向がそれに引きずられるのか、最初に消費性向を決めないと物価が決まらないのか、スクランブルエッグみたいになっている。

メモ書き程度に書き始めて、タイトルは後から決めたものであるけれど、
たとえば、日用品や食料は、たいてい皆が必要とするから、取引に参加する人数が多くなる。つまり、賃金のピラミッド構造の低い位置の人も多く参加する。そういう商品は、人数の多い賃金の低い人が取引する回数が多いから、取引されやすいという理由から、価格が低く落ち着きやすいだろう。

また、そうしたことで、日用品の物価が形成されると、消費性向0.8で固定設定している場合、賃金が多い人は、他の商品を買わないと、いけない(これはプログラム的なルールだから)。その場合、賃金が多い人だけが買う商品が生まれる。
消費性向0.8のルールを外すと、賃金が多い人は、買うか・貯めるか、の選択でより多く貯蓄しやすくなる。

単純化の為に、家族構成など、毎ターン必要とする生活必需品はどのエージェントでも皆同様としておく。

このような考えで、上流階級の人だけ買える商品の存在を説明できる。

> ④消費行動は、"次のターンも、繰り返し実行が可能であるかどうか"を判断基準とする、「消費性向」ベースの行動ルール

具体的には、毎月の賃金収入が安定していれば、価格もある程度安定しているとみなして、次のターンでも同じくらいの水準で行動してもよいだろうと判断できるので、例えば「消費性向」を0.8くらいで消費行動を行うというルール設定をエージェントモデルに与える。

反論があるとしたら、現実の世界で我々がこのような基準で行動をしているかどうかという点が挙げられるだろう。

その点については、語弊がありそうなので、丁寧に説明しておきますと~
我々は何かしらの判断をして、毎ターン消費行動をしているのであるが、マクロの構造から貯蓄が行える(I=S)ような社会であれば、消費と貯蓄が存在することは定義から求まります。そこで、その割合がどの程度であるかが関心になりますが、家計から見て貨幣のインプットである賃金がアウトプットされる消費行動の区間はブラックボックスのシステムとして扱うのが、私の設計している行動ルールです。
従いまして、「現実の世界で我々がこのような基準で行動をしているかどうか」というご指摘は、ブラックボックス内の行動にまつわるお話であって、私の設計の意図していることは、「私は、このターン消費性向=0.8で行動しよう」と決めて行動するような原理ではありません。
なにかしらの判断で消費を行った結果が、消費性向として表れてくるのです。そこで、毎ターン同じような行動を繰り返したときに、[入力-出力]が統計量として集計されますから、操作として、平均となるような消費性向を、後付けでモデルに与えることで、現実社会の行動を模した行動として設計できるのです。

ただし、後付けで与える値が、正しいとは限らないので、分析対象として関心のあるパラメータを選んだら、それらの値を組合わせてシミュレーションを行い、どのようなパターンが結果として現れるかを観測することが必要です。もし、有益な結果を見出すことができれば、実験は成功となります。失敗は成功の素と。

~ブラックボックス内の行動も、出力が1つなのではなくて、例えば「衣・食・住」の割合がそれぞれいくつ、とかざっくりした感じにしないと、それぞれの部門とループが結びつかなくなるので、そこら辺の具体的な設計を今後行っていきたいと思います。

つづく

ここでいったん整理してみる。

マクロの構造とミクロのフローの観察から、この物語の成果物として、経済事象の分析に有益となるであろう新たなモデルを発明した。価格決定に、マクロの構造および賃金の分配率を関係させている点は新しいのではないか。

【モデルおよび仮説のようなもの。未整理】
①再生産はY=C+S(I)でサマリされる貨幣循環の構造により、恒常的に投資活動が行われている事から、毎ターン、ストックを生みながら繰返しの実行を行える。単純化の為に、利潤はすべて貯蓄Sに含める。再生産過程における内部状態は変化する。

②労働の報酬である賃金の分配は、ピラミッド型で表されるように、理由はともあれ差が存在する。これだけが原因ではないが、家計の貯蓄の差がうまれる要因の一つである。消費行動の違いでも貯蓄に差が発生する。

③価格決定は、「コスト+利潤」を基本とする。賃金の分配の差は、コストとして、生産者側が行う価格決定に影響する。中間生産物があれば、その取引にも影響する。
ここでの利潤は、企業の内部留保分で、賃金はコストに集計され人によって多い・少ないがある。

④消費行動は、"次のターンも、繰り返し実行が可能であるかどうか"を判断基準とする、「消費性向」ベースの行動ルールをモデルに採用している。

⑤価格がある程度安定しているのは、貨幣の分配の構造(量)と、需要(種類・量)が、急激な変化をしない為である。(左記には消費性向も加えようかと考えたが、それには価格決定についてはっきりさせる必要がある。)変化の速度には我々が過ごしている時間、地球上での営みが関係している。例えば、食料を生産する時間。人間が生まれてから成長する時間。需要は人口にも関係している。

⑥互いに影響が少ない部門間で賃金や商品の価格に差がある場合でも、①の構造が維持されている為に再生産は行われる。差がある場合、最終的にストックが発生する部門が異なってくる。不公平のない適度なバランスに自動的に調整が行われる原理はなく、価格設定を変更する行動で調整される。ただしギャップの調整を目的にして価格を変更しているとは限らない。なぜならギャップに気づいていないかもしれないので。この行動は、他によるともっともらしい理由で説明されているに違いない。
・・・「神の見えざる手」と呼ばれる神を信じていないバチ当り者と呼ばないでいただきたい。この文章には、宗教的な要素は微塵も含んでいない。

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『課題』
・④について具体的に示す事
・競争原理
・金融市場
などなど;

同じく日用品について、投資部門も含めて考えてみよう。投資財の生産工程で支払われる賃金が多いとき、多いといっても、人口の割合で投資財の生産に従事する労働者の人口が多ければ、日用品(需要)が金額で大きく取引される。例えば、(いま特段に銀行について考える必要もないけれど)銀行からの借り入れが多く、高度なスキルが要求される投資活動( or 将来的に高い収益が期待できたり)が行われて、投資財部門で支払われる賃金が、割合的に消費財生産の賃金より多い場合、これは、消費財が高く買われがちになって、日用品の価格が大きくなるかもしれず、また価格に影響せずに低めの価格が維持されて、部門間のギャップによって多めの割合の賃金を得ている投資財部門の労働者によって、そのギャップが貯蓄される結果になるかもしれない。部門間のギャップについては、今見たように、投資財部門(の消費者)に留まるか、あるいは、日用品の価格に波及して、日用品の生産者の利潤が大きくなるか、どちらかとなる。後者のきっかけは、日用品の生産者が、市況判断により、価格を高く設定して、より大きな利潤を得られるように行動することに起因する。なんらかのアクションが必要である。
結果の数字を確認すれば、ストックがいまの例では、生産者の利潤か投資財部門の労働者の貯蓄のどちらに落ち着くのか、「価格設定」という判断によって、経路が変わってくる。ギャップの存在も、一時的にであるかどうかはあるにせよ、利潤の源泉になっているようだ。

この辺の話は、日用品の生産者が気づかなければ、投資財の生産者に支払われる賃金の比が大きくなっていたら、投資財の生産者の方が"おいしい"思いができている事になる。だからと言って、ずるいとかいう話でもなくて、"調整"が行われていないという話でもなくて、これは正しいとか正しくないとかいう話でもなくて、ただそのような状況が、大げさに言えば歴史的にあったということになる。もっとも、バランスしていた方が、公平なように思われるけど、この点は今はこれ以上議論しない。

と、いう事は、部門間にギャップがあるときに何かをしてくれるかしてくれない、"神の見えざる手"とは、結局のところ、人が良いと思うタイミングで、良いと思う方向に価格変更をするという行動のことだという話でよいのか。結果、利潤がストックされる場所が変わる事をいま確認したところである。"調整神"が不在でも構造が支えるのだろうか。これは疑問であるので課題にしよう。

商品の種類も数多く存在するので、すべてを追うのは大変である。
食事のようにすぐ消費してしまうようなものもあれば、自動車のように複数年使うような消費もある。このごろ話題にしたように、賃金の分配にも差がある。いくつもの要素が混じって込み入ってくる。さらに一歩踏み込んで、構造的に重要ないくつかを紐解けばよいのだなあと。
株取引、金融商品とかもいまだ物語で扱っていない。

つづく

またもや悟った事がある。そして至極当然のようだけれども。悟りって全部わかっちゃう事なんじゃないか、だったら違うのか。

一定期間の貨幣のフローについて、マクロ的に生産者から見たときに賃金として支払われる金額と、消費者が当期に消費した金額を比べてみる。その取引の中に需要と供給が現れてくるのである。
価格決定もこの中で行われている。貯蓄もあるとき、マクロでは(W=S+Iより)「賃金>消費高」の関係がある。日常的に消費される財の価格は、ざっくり言うとたいてい皆が必要としているものであって、だいたい皆が支払うので、賃金の多い少ないでいうと、少ない人の(ピラミッド構造での人口では多い)方が支払える金額に寄りがちになる。(恒常的に取引量が多いと利潤を得やすいので価格設定が低くても安定する。と思われる。)賃金の多い人は、貯蓄もしやすい。前回の話も思い出して、賃金で多く受け取れる人の分も考慮して(それが正常利潤であるようだったりもしてちょっと高く)価格設定される。もっと簡単に言うと、賃金としてアウトプットしたものが、市場からのインプットとして返ってくるときに、『特にマクロで集計したときには、アウトプットしたものがインプットとして集計される』のであるけれども(その割合は消費性向)、消費財部門のユニットの行動では、それぞれがアウトプットした賃金額を回収する為にそれ以上の価格設定が行われ(そうしないと継続的に再生産できない)、この段落の節の前後で不等号の向きが逆転していても、それでいて再生産ができるのは、投資部門・銀行が存在するという構造に依るものなのである(これは既出のネタ)絶対量として、どのように価格が決まるかは、鶏が先か卵が先かのようなお話で、いつか取引された水準から始めればよい。
とにかく、言いたかったのは、このout-inの経路の途中で、価格決定(設定された価格)が作用して、ひとつの結果が得られ、その次のターンで価格設定が変わることもあったりなかったりで、そこから、また次の結果が得られる・・・という行動を持続的に繰り返しているのが我々の経済活動なのである(当たり前のような話)。価格がどのように決まるかについては、今見た鶏・卵のお話に、賃金の分配構造と、次に確認する部門間の事情が関係して決まるという事でよいのか(!)一つ一つの商品の質まで検討して、議論を落とし込むのは大変だよなあ(丸?)

このよう(2つの太字の前からの続き)に、多くの人が同じように日常的に消費する財の価格は、(いくつの商品を集計した合計額では)だいたいピラミッド構造の低い人の賃金によりがちで、再生産されても、次回の再生産でも同じような決定が繰り返されると思われる。(なぜなら、次のターンでも再生産できるのでOKとみなす意思決定ルールで行動するマルチエージェントが、低めの価格でOKを返す行動が多いと、エージェントによらず同じタイミングであれば同じ金額で取引されるとして、繰り返しの結果で低めの金額に落ち着くと考えられるから。需要側が低い価格の時にOKとみなす事が多いことが、価格設定に影響する。)共働き世帯であるとか家族構成は割愛している。

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