ここでいったん整理してみる。
マクロの構造とミクロのフローの観察から、この物語の成果物として、経済事象の分析に有益となるであろう新たなモデルを発明した。価格決定に、マクロの構造および賃金の分配率を関係させている点は新しいのではないか。
【モデルおよび仮説のようなもの。未整理】
①再生産はY=C+S(I)でサマリされる貨幣循環の構造により、恒常的に投資活動が行われている事から、毎ターン、ストックを生みながら繰返しの実行を行える。単純化の為に、利潤はすべて貯蓄Sに含める。再生産過程における内部状態は変化する。
②労働の報酬である賃金の分配は、ピラミッド型で表されるように、理由はともあれ差が存在する。これだけが原因ではないが、家計の貯蓄の差がうまれる要因の一つである。消費行動の違いでも貯蓄に差が発生する。
③価格決定は、「コスト+利潤」を基本とする。賃金の分配の差は、コストとして、生産者側が行う価格決定に影響する。中間生産物があれば、その取引にも影響する。
ここでの利潤は、企業の内部留保分で、賃金はコストに集計され人によって多い・少ないがある。
④消費行動は、"次のターンも、繰り返し実行が可能であるかどうか"を判断基準とする、「消費性向」ベースの行動ルールをモデルに採用している。
⑤価格がある程度安定しているのは、貨幣の分配の構造(量)と、需要(種類・量)が、急激な変化をしない為である。(左記には消費性向も加えようかと考えたが、それには価格決定についてはっきりさせる必要がある。)変化の速度には我々が過ごしている時間、地球上での営みが関係している。例えば、食料を生産する時間。人間が生まれてから成長する時間。需要は人口にも関係している。
⑥互いに影響が少ない部門間で賃金や商品の価格に差がある場合でも、①の構造が維持されている為に再生産は行われる。差がある場合、最終的にストックが発生する部門が異なってくる。不公平のない適度なバランスに自動的に調整が行われる原理はなく、価格設定を変更する行動で調整される。ただしギャップの調整を目的にして価格を変更しているとは限らない。なぜならギャップに気づいていないかもしれないので。この行動は、他によるともっともらしい理由で説明されているに違いない。
・・・「神の見えざる手」と呼ばれる神を信じていないバチ当り者と呼ばないでいただきたい。この文章には、宗教的な要素は微塵も含んでいない。
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『課題』
・④について具体的に示す事
・競争原理
・金融市場
などなど;