宝島

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小さい頃に映画"宝島"を見てスペン銀貨と何度も唱えすぎた為、未だに印象強く記憶に残ってございます。

大航海時代のお話で、航海前にお金を貸して、貿易船が無事に帰りつけば利子分が手に入るという銀行業について、どこかで例に挙がる事がありますが、これが先の図の、貨幣を市場に投入する的な投資(I)にあたるかどうかを考えてみましょう。

投入したお金は、航海前に、食料・燃料・乗組員を雇うお金にあたりますので、乗組員がすぐに消費しないお金以外は、当期の有効需要となりまして、一部は貯蓄扱いとなります。
(1)船が計画通り戻った場合
貿易では、外貨を稼いで帰るので、銀行が元金と利子を回収、乗組員のボーナスとなる貨幣量の増加が見られます。(帰った直後は貯蓄扱いで良さそうです)
出航前に既に、有効需要として使われた金額以上に、貨幣が増えて循環する資本が増加します。

(2)船が沈没した場合
残念ながら乗組員が、船に持ち込んだ貨幣は、回収不可能となってしまいます。
新たに貨幣は獲得できなかったという結果になります。

貨幣量が多くなる場合と少なくなる場合を考えてみる一例として考えてみたのですが、貿易の要素(=外貨)が加わると、図を拡張しないといけませんが、内需でも、当期1タームの貨幣循環の原資となる貨幣量は増えたり減ったりします。
教科書で最初に教わる45度線の図では、(1)は"I"の増加として扱われます。船が帰った後の貨幣の増加は基礎的な教科書では効果が扱われていませんが、次のタームで貨幣の投入量(投資"I")が大きくなりやすくなる事でしょう。
船が出航すれば、(1)と(2)は、その時点で有効需要の増加は同じ事として単純化できそうです。万一、沈没すると銀行のストックの貨幣量が減り、それも次のタームに影響するかもしれません。有効需要は、帰ってきた後の乗組員のパーティの有無で(1)と(2)で違いが見られる事でしょう。

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このページは、ゴン太が2025年5月20日 20:45に書いたブログ記事です。

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