2024年7月アーカイブ

前回のヒントの通り、「?」に金融機関の信用創造っぽい雰囲気で、金融機関を登場させて、貨幣循環を完成させてみましょう。

既出のお話で、貨幣の存在するところには、それを鋳造する"力のある者"がおります。
まったく蓄えのない王様はいないでしょうから、それを根拠に、1ターン目の初期条件で、「?」の初期値に、とある量の投資金額を提供するとして、何かしらの働きをした下働きの者の賃金として貨幣が配られて市場で取引をする。と、そういう一つの社会が存在するものというお話があるとしましょう。

1ターン目の結果では、利潤として蓄えが生産者にもたらされる事になります。
金融機関が利潤として受け取っている貨幣を預金として預かり、次のターンの開始時点で、その預金を"100%"この経済に還流させれば、同じ貨幣量で貨幣が無限にループするような可能性がある事が確認できるでしょう。
もし社会構造を変えないのであれば、公共部門が金融機関から借り入れる事になりますが、毎期借り入れてサービスを提供すれば、公共部門は毎期赤字ではあるものの、サービスを提供し続ける事ができます。
生産者は数字上毎ターン預金を増やし、その裏で公共部門の赤字額が増える。という構造の社会ですね。それは、あまり良い状態ではないでしょう。
金融機関が、公共部門になぜお金を貸し続けるかといえば、(お話上都合が良いので)王様の指示であるような事になるかもしれませんが、ともあれ、これまで続けてきた物語で、貨幣が循環する芽生えである事に間違いありません。

(単純化の為に採用した設定と同じように)王様が金を採掘させて、公共部門の借入れを次のターンに返済するとしたら、経済は全部門でプラスとなりうるのではないでしょうか。現実社会では、王様の金の採掘にあたるような富を、我々が地球から掘り起こしているのでしょうか。資本主義社会の原動力と呼べる何かを発見できるのか、発見できずにもしかしたら搾〇として説明される事もあるでしょうか。

~~
この辺りで、漫画にしたら単行本で2~3巻続く位のお話として煮詰めてみたい。
物語の流れでは、利子により儲けようとする活動を追加する。プログラムも作る。
その先、より複雑な構造と、人口の問題と、時間による変化と、現実の経済を語るにはさらにあれですけど、完成するようなイメージで、これは一大事業になって参りました。

貨幣循環の謎

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「法人税」と「消費税」を導入して、警察や消防の機能を社会に持たせたとしよう。
もし利潤profitを0にして、それを100%全て税金として納めれば、貨幣循環は成立する。
しかしながら、貨幣の蓄えとなる財源のような事では、その点、前回まではお話の前提で単純化していたので成立していたけれど、その設定を外すと、代わりとなる貨幣供給の説明がつかなくなる。
「投資」として説明されていて、信用創造とか国債とか、借り入れがなければ、蓄えられないのかどうか。
慢性的にそういう仕組みで動作しているのだろうか?経済が成長すれば返せるとか、そういう問題でもないように思えてきた。
せっかく循環が語れると思って書き出した途端、また一難でして、でも、お話は続くという事なので、次回の機会に致しましょう。

pricing_image3.png

価格設定のイメージに中間生産物を追加してみる。
前期の生産物を各生産者が購入したようなイメージ図。結構普通の図。

連立方程式にすると、
商品1「今期の市場への提示価格*数量」=Y1=ex_p1+wage+cost_in2
商品2「今期の市場への提示価格*数量」=Y2=ex_p2+wage+cost_in3
商品3「今期の市場への提示価格*数量」=Y3=ex_p3+wage+cost_in1

価格1=(ex_p1+wage+cost_in2)/販売単位数量
価格2=(ex_p2+wage+cost_in3)/販売単位数量
価格3=(ex_p3+wage+cost_in1)/販売単位数量

価格設定は、期待する利潤と、中間生産物の購入数量*価格の影響を受ける。
現実社会では数と種類が多く、商品の生産にかかる時間も違いがある。投資について金融部門の活動も含める事で、一歩目的地に近づくと思った今日この頃。

水色の線や、pricingに含まれる一般消費者の購入について、買うか買わないかの決定をする判断に関しては、ある程度は商品毎にその時代の生活文化により決まっている面がある。例えばガソリンを消費して物を運ぶ。木で建造物を建てる。このブログでは"商品需要度"と呼ぶことにしたが、これを最初に導入した時は商品に内在する属性のようなイメージでもあった。商品を原石のように捉えた説明になるが、もう少し周りとの関りで決まるとするように膨らませても良さそうだと思った。どちらがしっくりくるか、今後意識してみたい。
時代背景としての生活文化を、技術係数と呼んで変数にしてしまう人もいるかもしれない。


pricing_image2.png

1人称で価格を決定するとしても、そのユニットで働く人間の賃金は実質的に地に足の着いた値になる。
その金額が世の中に受け入れられるかどうかという事。
公共部門は貨幣を鋳造する仕事をしており、社会の富はその金の採掘により毎期増える=富がどこかに蓄積される=豊かになる、という経済社会のように単純化している。

pricing_image.png

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