まず、前回までのお話の前提条件を追記しておくと、単純化の為に貯蓄はすべて銀行に預け、毎ターン手元には貨幣は残らないものとしておく。
この前提があっても、関心にしている貨幣循環を記述するうえでは、いまのところ問題はない。流動性選好のようなプロセスを複雑にする行動は含まない。必要になったら拡張すればよいだろう。
さて、「消費性向」を便利な道具のように持ち出したのであるが、それがもう一つの便利な使い方がある事にも気づいた。それが利潤である。例えば、「経済主体が利潤を追求するように行動する」ときに、生産者側での原価と利潤の割合も「消費性向」と呼べばよいのである。原価率と呼んでもよいのであり、また「消費」という意味では違いもするが、当期に使わずに貯蓄する貨幣を、この指数で示せばよいと思った。
どうやって使うかというと、企業側では、例えば、消費性向が「0.8」の場合、原価が8に対して、2の利潤を得られるように"価格設定を行う"
この指数を用いることで、価格決定まで行えることになる。そして、ここでの定義でいう消費性向が1より小さい限り、利潤を目的として行動しするという意味合いも含めることができる。
(消費者と生産者で同じ用語を使うことで、私の中では理解がしやすいのでこうしたけれど、後々つっこまれそうなので言葉は変えるかもしれない)
言葉の定義の問題なんて置いておいて、何が凄いのかというと(もう凄いって言っちゃえw)、この指数を導入すれば、価格設定もできれば、利潤を追求していることまで孕んでいる事になるではないですか。同じことを2度書いてしまったけれど、経済学のお話に登場する経済主体に寄せてきたのか。
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