2021年1月アーカイブ

MV=PT

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MV=PTという恒等式について、この物語では、どのように評価されるのか。まず、この恒等式が正しいのかどうかという観点もあるとは思う。
まず、前回の例では、貨幣量Mは、初期にそれぞれに配布されている量となる。新たな貨幣を鋳造せずに循環することができる。硬貨の単位は考えておらず抽象的に扱っている(その場合に速度Vを観測できるのかという問題があるので、取引される貨幣の単位を10とか100とか、1つ値を決めておくことにすればよいか)。
取引量Tは、人々の需要から、ユニットが次のターンに動作する為に取引する量である。これもプログラム上は外部から定数として与えられる。
貨幣の流通速度Vは、例えば、米であれば年に1回生産されて必要な時に購入されるとすると、1年という期間を通じて、生産量のうち、需要のあった量が取引されるとして、その時に使われた貨幣量から求まる。過剰生産は廃棄されるとする。1年という期間では、米の価格は変動するかもしれないのであるが、恒等式のVとPでは、期間を通じて平均された値となる。
せっかく、ミクロの行動から記述していても、その取引過程を統計値として確認できなくなるのは残念ではあるし、なにか他の現象を見落とすことになるかもしれないので、プロセスを丁寧に確認することは必要だと思う。
そこで、物価として、統計情報ではなく実際に取引時の価格を小文字のpで表すことにしよう。そうすると、取引をすべて記録しておけば、「p、T、M」からVが求まるので、その関数を定義しておく。V=f(p, T, M)・・・①
Pが統計情報だとして、どうやって算出するのかは後ほどの課題(なにかしらすれば求まるということで)。

TとMについては、上述の通りなので、pがどのように決定されるのかについて、、前回までのお話では、神の見えざる手によってきまるようであった。(次回以降の話題)
pが変化したときVも変化するとすると、もしMを増やした時の影響を考えた時に、Mの変化がVに影響して、貨幣数量説の説明は成り立たないというか、もう前提条件が違うという話である。

(1/15)
Mを増加させたときに、それがどのような経路で組み込まれるのか、物語ではいくつかのケースが考えられる。①いったん銀行の内部留保にする②兵役への報酬を増やす。
①の場合では新規の投資案件が現れるとか、物価の高騰により手持ち資金が不足したために借りる、のように、どちらかというと、後者は物価の変動を設計しにくいので、前者のイノベーション話で進めた方がプログラム上は都合がよい。
②の場合は、価格変更ありの市場で、物価を上昇させる作りにもなりそうなので、Mが増えた時にPの上昇に影響するという結果になりやすいけれど、それはそのように設計したというだけなで、プログラムの動作を確認をしているに過ぎない。現実の経済では、いくつもの経路が複雑に絡むので、単純化したモデルであっても、それらのうちのいくつかを取り込む必要があるだろう。

以下、Wikipediaからコピペ

  • M : 貨幣量
  • V : 貨幣の取引流通速度
  • P : 物価
  • T : 1期間における財・サービスの取引量

(例3)2財を市場で交換する、原材料の仕入れ担当と、「人B」と「人C」が加工担当
「人A」=「人B」→(市場)← 「人C」=「人D」

当然ながら、最初に手元に一定量の貨幣がある状態から、「貨幣の貯蓄をする」ように繰り返し実行すると、貨幣を追加で投入しない限り、市場の貨幣が減少してしまう。

そこで、貯蓄は銀行に預けてもらうようにする。そうすると、銀行は投資先を見つけて、お金を貸す。この貨幣が市場に流通すれば、繰り返し実行しても市場で交換に使用される貨幣は、減少しない(するかもしれないけど。)その時に、銀行は信用創造により、預かった金額以上の貸付けを行える。

(例4)銀行から、お金を借りて投資財を生産する「人E」「人F」を追加した。
「人A」=「人B」→(市場)← 「人C」=「人D」 
         (市場)←「人E」←「人F」←(銀行)

例4では、例えば、投資財は毎ターンは取引されなくても、数ターンの後に、それぞれの人のそのターンまでの貯蓄量と同じ価格で、投資財が取引されることになれば、この経済圏では、一定の貨幣の総量を維持しながら、再生産を行えることになる。"消費性向"が異なるケースなど、より詳細にパターンの確認が必要ではある。

重要なのは、消費財を4人で生産し、6人の経済圏を維持できる収穫量があるということだ。分業により、生産性が上がることで、たくさんの人口を維持できて、物質的により豊かに生活できる。(アダム=スミス様関係の文献も調査したほうがよいのか)

それで、寝る時間が来たので、簡単に書くと、上記の信用創造による貸し付けが大きくなると(つまりは投資量が大きい)、市場で取引される貨幣量が増え、資本蓄積が進む。もちろん新たな投資財も社会にもたらされるので、より生活が豊かになる。蓄積された資本で、新たな投資が行われ、人口も増える。人口が増えると文殊の知恵効果(?)で、技術も向上するだろう。これが経済成長である。

今回は、「税」は、含めていない。歴史では統治して軍事活動を行っていたので、兵役を行うものへの報酬として、税収から貨幣で支払うような経路も、貨幣循環に追加できる。
(例5)「人G」「人H」は兵役を行う。(人口が増えると軍事力も大きくできる)
「人A」=「人B」→(市場)← 「人C」=「人D」 
         (市場)←「人E」←「人F」←(銀行)
          [防衛]←「人G」←「人H」←(国)

上記のように、貨幣循環から経済成長を説明するような内容は、どの経済学の教科書にも書いてあってもよいのではないか。
"消費性向"が便利なツールとなって、マクロ的な視座から俯瞰できて、ミクロの行動も簡易に記述できたので発明だなと思いました。
それから、上記は「次のターンも行動ができるように、今期の行動を行う」原理で動作している事も、書き足しておきます。
私が昨年末に悟ったのは、およそここまでで、書けてはいないけれど、その時は全ての事が直感的に分かったのかもしれない(そんな訳ないか笑)
細かいところまで書けるかなあ、、定義もなあ、

アダム=スミス様が「神の見えざる手」とは、上記の市場でのお話であって、ずいぶん見通しの良い所まで近づいてきたのではないかなあ。

この基礎研究を進め、1億人程度であれば、パソコンでちゃっちゃかちゃと、シミュレーションしてしまえるようになりそう。
それで、そこから得た結論では、ベーシックインカムの実現方法であったり、無駄な争いごとのない世界の実現に向かうような思想に(?)
そして人をより尊く思うことができるようになるでしょう。
みなさーん。明るく楽しい未来に進みましょうではありませんか(ガバチョ)

2021年のお正月は雪が積もっております。今年もよい1年になりますように。

さてさて、さっそくながら物語の続きになりますけれども、動作例としまして思考実験をしてみたいと思います。
いつもの通り書き出してみないとわからないのですが、何かできそうという予感がしております。

まず、自身が価格情報を参照しなくてよいとなりますと、必然的にユニット(エージェント、人)数は3以上になります。

(例1)「人A」=「人B」=「人C」
AはBと取引をして、BはCと取引をする。CとAは取引をする?・・・する場合、しない場合。

(例2)「人A」=「人B」=「人C」=「人D」=「人A'」
AはBと取引をして、BはCと取引をする。
CはDと取引をして、DはAと取引をする。
例1のBは、市場(取引相手)の全ての価格情報を知ることになるが、例2ではそのような人はいないことになる。
部分的な情報しか持たずに行動するという動作を、強調するには例2の方がよいかもしれない。

前提条件として、それぞれの人は毎ターン取引を行い、取引に成功すると、その翌期にも存在することができ、それを叶えるために行動するとしよう。

コンピュータプログラムでは、ループはwhile(1){ do(something); } 、とでも書けば無限にループし、毎ターン「do(something)」の行動を行う。
ターンは、「月・日」のような単位で表す事をイメージするとよい。
それぞれの人は、毎ターン、自律的に行動し、取引の判断・意思決定を行う。例2では、A・B・C・Dの、それぞれの行動結果が、歯車のようにかみ合う事で、ループを継続できるのではないだろうか。どのようになるか思考実験をしてみよう。

昨年末に、消費性向を持ち出したけれども、とある量の貨幣を手元に残さなくても、次回に行動できるだろうと判断する基準の割合とする。
これを、静的な変数にするかどうかは、設計次第である。また、システムの安定性なども検討できると思われる。
もしや経済学的に新らしい知見を得られるような発明ではないか?なんて、盛り上がったところで、次回につづく。我ながら楽しみである。

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